Euroculture2学期目@チェコの授業紹介。
第3弾は「中欧諸国とEU」です。
せっかくチェコの大学で学ぶので、チェコ関連の授業を取りたいと思い、この授業を履修しました!
今回は2学期目@チェコの時間割と、授業内容を簡単にご紹介します。随時更新予定です!2学期目の時間割基本1コマ90分。2学期目からは選択授業も取れました。自分の興味に合わせて授業を組めるのは、やっぱりいいですね。しかも[…]
授業内容
「中欧」ってどこ?
そもそも中欧がどこかというと、明確な定義はありませんが、大体この辺りらしいです↓
(ドイツ、オーストリア、スイス、リヒテンシュタイン、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ポーランド、スロベニア)
ヴィシェグラード諸国
授業では、中欧諸国の中でも、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ポーランドの4ヶ国を主に扱いました。この4ヶ国はヴィシェグラード諸国と呼ばれます。1989年以降のヴィシェグラード諸国とソ連、EU、NATOの関係について、学ぶことができました。
チェコを「東欧」と呼んではいけない?
私はこの授業を取るまで、この辺りの地域について全く知識がありませんでした。まさに、ゼロからのスタートです。以前はチェコやポーランドのことを、悪気なく「東欧」と呼んでいましたが、こう呼ぶのはやめた方がいいようです…!
チェコ🇨🇿を留学先に選んだ理由について聞かれた際、「東欧で勉強したいと思った」と言っていましたが…、チェコ人は”東欧”と呼ばれるのを好まないらしい🥶
チェコはCentral Europe
これからは気を付けよう😅💦
— さちも🇩🇪大学院 (@polaristudy) March 4, 2021
ヴィシェグラード諸国は東欧、中東欧、中欧など、いろいろな呼ばれ方をされてきましたが、特にソ連から独立し、民主化したあとは中欧と名乗っているそうです。「東欧=田舎、古くさい」というイメージがあるんだとか…。
課題
Presentation ×4回
リーディング課題の論文を要約し、プレゼンテーションを行いました。通常は1学期間で2回ほどしかあたらないはずが、参加者が少なすぎたため、1人4回も担当しました…!
- Van Ham, Peter. “The Lack of an EC Ostpolitik, 1957-1985” In The EC, Eastern Europe and European Unity, 98–120. London, UK: Bloomsbury Academic, 1993.
- Grela, Marcin et al. “Stylised facts on growth and convergence in the CEE region.” In Is Central and Eastern Europe converging towards the EU-15? NBP Working Papers 264. Warsaw: Narodowy Bank Polski, 2017.
- Sedelmeier, Ulrich. “Anchoring Democracy from Above? The European Union and Democratic Backsliding in Hungary and Romania After Accession Anchoring Democracy from Above?” Jcms: Journal of Common Market Studies 52 no.1 (2014): 105–21. https://doi.org/10.1111/jcms.12082.
- Webber, Mark. “NATO Enlargement and the post-communist states.” In Routledge Handbook of East European Politics, edited by Fagan, Adam, and Kopecký Petr, 346–57. London: Routledge, 2018.
Final Essay
如何せん、ヴィシェグラード諸国のどの言語も全く読めないので、テーマの選定にも、資料集めにも苦労しました…。結局、チェコの極右政党SPDに関することを書きました。
まとめ
物理的にチェコには行けなかったものの、チェコに関する知識を増やせたのは大きな成果でした!ヨーロッパの国々は小さいのに、みんなキャラが濃くておもしろい…。
実は、先日4学期目にチェコに戻ることが正式に決まったので、チェコに行って、チェコ文化をさらに学んできたいと思います!
その前に、ドイツで3学期目を無事に終えられるよう、がんばらないとっ!!笑