留学で長期滞在するなら、現地で使える銀行口座は必須ですよね!
私もオランダ到着後、すぐに口座開設のために動き始めました。が!オランダ生活に必須のマエストロカードを使えるようになったのは、オランダ到着から3ヶ月以上も経ってから…。その間のトラブルも含め、最終的にオンラインバンクのN26を選んだ経緯をお話しします。
学生向けの記事です。
↓長文なので、読み飛ばしたい方は、目次からどうぞ。
なぜ銀行口座が必要?
マエストロカードを手に入れるために必要です!
オランダでは銀行口座に紐付いたマエストロカードがないと、とても不便です。クレジットカードが使える場面が少ないので。スーパーマーケットでも使えないことが多々あります。
私は銀行口座に紐付いてさえいれば、別のブランド(マスターデビット)でも良いのかと勘違いしていましたが、マエストロしか受付けていない場所がほとんどでした…。

あとは、滞在許可の申請時、資金証明として大学に送金したお金を返してもらうためにも、口座が必須でした。
オランダの大学・大学院に進学し、90日以上オランダに滞在する場合、日本国籍者は滞在許可(Residence permit)が必要です。滞在許可の手続きと聞くと、私はとても面倒に感じてしまいましたが、実際はシンプルで簡単でした!今回の記事[…]
オランダで使える銀行
私の在籍するフローニンゲン大学が推奨している銀行は、以下の8行。
ABN AMRO, ASN Bank, Bunq, ING, Moneyou, N26, Rabobank, SNS Bank
私は最終的にN26を選びました。
しかし、即決したわけではなく、ING→N26→Bunq→N26と、迷いながらたどり着きました。
オランダの3大銀行
ABN AMRO、ING、Rabobankがオランダの3大銀行です。海外留学支援サイトでも紹介されています。私は最初、この3行を比較し、INGを選びました。
INGを辞めた理由
オンラインバンクに方向転換
オンラインバンクのメリットは、英語の説明が多く、口座開設時に必要な書類が少ないことです!銀行によりますが、パスポートさえあれば口座を開設できます。
※オランダ版マイナンバーのBSNが後々求められる場合があるので、詳細は各銀行の説明を参考にしてください!
私はドイツのオンラインバンク、N26で口座を開設することにしました。
N26はドイツに限らず、ユーロ圏で使えます。
また、海外送金サービスのWise(旧TransferWise)と連携しているため、ユーロ圏外でも少ない手数料で買い物ができます。ヨーロッパ中を動き回る予定の私にとって、とても魅力的な銀行でした。
日本から海外に送金する際、おすすめな国際送金サービスがWise(ワイズ)。いまや留学の必需品と言って過言ではないと思います。安く、早く、簡単に海外送金ができるので1度使ったら手放せません。海外送金を考えている人には、ぜひ知っていて欲しい国際[…]
N26の口座を開けず、Bunqで開設
通常、10分ほどで開設できるはずが…、私は謎のシステムエラー?で開設できず。オランダにいるのに、システム上はオランダにいないと判断されてしまったそうです。
手持ちの現金に限りがあったので、N26はあきらめ、Bunqで口座を開設してみました。

Bunqはオランダのオンラインバンクです。口座開設手続きでビデオ通話がない分、N26より簡単に口座を開けます。
Bunqを辞めた理由
Bunqの無料プラン(Easy Travel)は、銀行口座としての機能に制限があります。例えば、送金ができないので、メインバンクとしては使えません。私はここをよく理解しないまま使い始めてしまいました。
※Bunqの無料プラン(Easy Travel)は2021年6月に終了しました。そのため、Bunqは有料プランしかありません。最新情報は公式サイトをご確認ください!
最初の1ヶ月でEasy Moneyプラン(通常月額7.99ユーロ)を無料で試したところ、私にとっては多機能すぎました。機能を持て余しそうなので、それならばN26の無料プラン(Standard)にしようという結論に至りました。
結局N26に戻りました
オランダに到着してから3ヶ月。やっとN26の口座を入手!
N26は口座開設に手間取ったものの、その後マエストロカードを無事受け取ることができ、アプリのUIも気に入りました。一部のサービスは手数料が必要ですが、今のところ無料で使えています。口座内のお金をサブアカウントに移して管理できる、Spacesという機能も便利です。
まとめ
ING、Bunq、N26、時間はかかりましたが、今はN26 Standardを選んで満足しています。
N26やBunqのようなオンラインバンクの方が英語の説明が多く、口座開設時に必要な書類が少ないので、留学する方におすすめです。また、念のため現金もある程度は用意しておくのがいいですね。
口座維持費や各種機能を比較し、ぜひ自分に合った銀行を探してみてください!