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【ベルリン】東西ドイツを知る~おすすめスポット8選

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今回取り上げる街は、ドイツの首都ベルリン。
東西分裂時代のドイツに関心がある方におすすめしたいスポットをご紹介します!ドイツの中でもベルリンは見るべきものが多すぎるので、第二次世界大戦編と分けて公開します。

「全部読んでられないよ!」という方は、目次でご興味のある項目をポチッと押してみてください

歴史-東西分裂時代のドイツ

まずは簡単にドイツの歴史について。
第二次世界大戦に敗戦したドイツは、戦後、アメリカ・イギリス・フランス・ソ連の4ヶ国によって分割統治されました。1949年には冷戦の影響で、東西に2つの国(通称:東ドイツ・西ドイツ)が誕生。この東西分裂は1990年まで続きます。なかでもベルリンは街自体が真っ二つにされ、今でも街の至る所にその痕跡が残っています。

イースト・サイド・ギャラリー East Side Gallery

真っ二つにされたベルリンでは、1961年からベルリンの壁が建設されました。東ドイツの人が西ベルリンに渡り、そのまま西ドイツ・西側諸国に逃げ出すことが多くなったためです。ソ連・東ドイツはなんとしてでも人の流出を止めたかったわけですね。

いまではベルリンの壁のほとんどは破壊されましたが、イースト・サイド・ギャラリーには壁の一部(1.3km)が現在も残されています。世界中のアーティストがペイントし、今ではベルリンきっての観光スポットになりました。

中心部から離れていて、ちょっと行きづらいとこにあります。

 

東西分裂時代、ベルリンの壁は西ベルリンをぐるっと囲み、全長155 kmもあったそうです。そして、建設当初、有刺鉄線だった簡易的な壁は、その後最高4 mを超える二重のコンクリート壁になりました。壁を乗り越えて逃げようとした人は壁と壁の間のスペースで射殺されたり、地雷によって死傷したりしました。その歴史を風化させないため、今でも壁を残しているのです。

 

チェックポイント・チャーリー Checkpoint Charlie

西ベルリンと東ベルリンの境にあった国境検問所が、このチェックポイント・チャーリーです。東西ベルリンは自由に行き来することができなかったので、このような国境検問所が設置されていました。

チェックポイント・チャーリーの場所には、道のド真ん中にデカい男性の写真が置いてあります。裏表で写真が違って、片方はソ連の兵士、もう片方はアメリカの兵士らしいです。

ちなみにチャーリーは人の名前ではありません。単にチェックポイントCという程度の意味です。聞き間違いを防ぐために使われる、フォネティックコード「CharlieのC」から来ています。Cのチェックポイント・チャーリーが一番有名ですが、チェックポイント・アルファ(AlphaのA)やチェックポイント・ブラヴォー(BravoのB)も存在しました。
てっきり、どこかのチャーリーさんかと思った…

チェックポイント・チャーリーには、いまでも制服を着た男の人が数名立っています。別に国境を管理しているわけではなく、観光客と写真撮影してくれる人たちです。一緒に写真を撮るにはお金がかかります。私が行ったときは、1人あたり2ユーロでした!

また、チェックポイント・チャーリー博物館というのも、すぐ近くにあります。私は異様な雰囲気と、割と高めなチケット代(といっても15ユーロぐらいです)を前に…入るのをやめました。次回、行ってみたいと思います!

 

シュタージ博物館 Stasi Museum

シュタージは東ドイツの秘密警察のことです。シュタージはあらゆる方法で東ドイツ国民を監視し、西ドイツへの逃亡を阻止していました。例えば、盗聴。東ドイツの国民は、西ドイツやアメリカなどの西側諸国の情報を得ることを禁じられていました。また、西側諸国の考えに賛同したり、東ドイツを批判することも許されませんでした。シュタージは盗聴をおこなうことで、東ドイツ国民を常に監視し、疑わしい人間は逮捕されました。

さらに、一般市民の中にも多くの協力者がいました。同僚や友人、家族、恋人などの身近な人の中にも、シュタージの内通者がいたため、その人たちからの密告によって逮捕される人が数多くいたそうです。

 

シュタージ博物館シュタージの本部として使われていた建物です。薄暗い建物の中に、シュタージの歴史が詰まっています。盗聴器や隠しカメラなど、東ドイツ国民を監視するために実際に使用されていた道具や、密告者のデータが保管されています。

なんだか、不気味でこわい…。博物館はもちろん、映画も当時の状況をよりリアルに知ることができるので、おすすめです!『善き人のためのソナタ』とか。

ポツダム広場 Potsdamer Platz

現在ここはソニー・センターなどの近代的な建物が立ち並ぶ、ベルリンの新都心。夜はキラキラしていてきれいなので、夜景が最高です!富士山型のソニー・センターは、その名の通り、元々ソニーが所有していました。が、いまは別の団体が所有しています。

日本企業は最近お金持ってないですからね…。
名前もそのうち変わるのかな~。

実はここ、壁があったころには何もない空白の土地でした。当時は西ベルリンの土地でしたが、すぐそばにソ連の軍隊が駐留していたため放置されていました。東西統一後に開発が進み、今の姿に。その名残からか、ここにもベルリンの壁の一部が置かれています。地下鉄を出てすぐ目の前に広場があるので、「イースト・サイド・ギャラリーは遠くて時間的に行けない…でも壁は見てみたい…」という方にもおすすめです。

 

ブランデンブルク門 Brandenburger Tor

ベルリンのランドマークと言えばここ!1989年のベルリンの壁崩壊は世界中が驚いた出来事なのですが、その舞台はこのブランデンブルク門の目の前でした。目の前にベルリンの壁があり、かつブランデンブルク門は東ベルリン側にあったので、ここは東西分裂時代には近づくことすらできないような場所だったそうです。

ベルリンの壁崩壊の原因、実は、ギュンター・シャボフスキーという東ドイツの政治家の勘違いだったそうです。彼は記者会見で、これまで厳しく制限してきた西ドイツへの出国を、希望すれば誰でも条件なしで認めると間違えて言ってしまいました。その結果、国境に大勢の人々が押しかけ、その勢いで壁もぶち壊されたのです。うっかりミスが冷戦を終結させるとは…だれも想像しなかったでしょうね!

このミスがなかったら、東西ドイツも冷戦もどうなってたんだろう…

余談ですが…日本では昭和生まれ・平成生まれといった言い方がありますが、ドイツでは壁崩壊前・後といった感じで世代を表現しているみたいです。日本は令和になりましたが、ドイツでは新しい世代がどう呼ばれるようになるのか気になりますね!

 

DDR博物館 DDR Museum

なくなって初めてありがたみを感じたり、なつかしい気持ちになることってありませんか?東ドイツの人たちは、今はもう存在しない「東ドイツ」という国に郷愁を感じることがあるそうです。それをドイツ語ではOstalgie(オスタルギー)と呼びます。

その東ドイツの文化を知りたい方に、ぜひ行ってみて欲しいのがDDR博物館。DDRというのは、ドイツ民主共和国の略称で、東ドイツのことです。この博物館には東ドイツの車や缶詰、衣服にパスポート、さらには当時の家を再現した展示まであり、東ドイツ市民の暮らしを十分に満喫できる場所です。

 

アンペルマン ショップ Ampelmann Shop

AMPELMANN-Shop

東ドイツの遺産として、今も愛されているのがアンペルマン。東ドイツの信号から生まれた、ベルリンを代表するキャラクターです。東ドイツのものなので、上のDDR博物館の動画にも出てきます!

実は東西統一後、アンペルマンは一度街から姿を消しました。信号も西側のものに統一されたからです。しかし、市民が復活を願い、また街に戻ってきました!今では世界各国にアンペルマンショップがあり、観光客にも大人気のキャラクターです。

かわいい雑貨がたくさんあるので、ベルリンのお土産におすすめ!
ベルリンには観光名所の近くに数店舗、アンペルマンショップがあります。街中の信号でもぜひアンペルマンを探してみてください!レアな女の子版もあるそうですよ。

国会議事堂 Reichstag

東西ドイツ編、最後は国会議事堂。
この建物は1894年から国会議事堂として使われていましたが、東西分裂時代は廃墟でした。というのも、この建物は西側にあり、西ドイツの首都は当時ボンだったため、使われていなかったのです。統一後、ドイツの首都はベルリンに戻り、この建物も国会議事堂として再び活躍しています。

 

この国会議事堂では見学やツアーが行われていますが、非常に人気なので、事前に予約しておくのがベストです。議会が開催されていない時期であれば、議場に入ることも可能。長時間座っているとおしりが痛くなりそうな青い座席が印象的です。

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私的な一番の見所は、国会議事堂の一番上にある透明なドーム。ブランデンブルク門もポツダム広場もテレビ塔も、ここから見ることができます!晴れてたら本当にきれいです。予約を忘れずに、行ってくださいね。ちなみに入場は無料です。

予約の仕方は他のブログを参考にしてみてください、すみません。次回行くときに、このサイトでも紹介したいな…と思っています

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