2学期目はチェコへ!~2校目が決まるまでのプロセス~

Erasmus Mundus Joint Master Degree(EMJMD)では、欧州の複数の国で学び、修士号を取得することができます。

私はEMJMDのとあるプログラムに参加しているのですが、先日、2学期目に過ごす大学がチェコの大学に決まりました。今回は2学期目の志望校をどう決定したかについてお話しします!

8つのパートナー校

euroculture_map

まず、私が参加しているEMJMDプログラム(Euroculture)には、ヨーロッパ内の8つのパートナー校が参加しています。ざっくり説明すると、EU/EEA域外出身者は2年間でこの中から2~3校選んで学びます。詳細については公式サイトでご確認ください。

私自身は1学期目オランダで過ごしているので、2学期目はその他の7校(スペイン/ドイツ/ポーランド/チェコ/フランス/イタリア/スウェーデン)から選ぶ必要がありました。

カリキュラムの違い

1学期目はどの大学でも同じ基礎的な内容を学びますが、2学期目からは多種多様な授業が始まります。それぞれの大学で必修科目が異なるので、まずはその内容を確認する必要がありました。

(※なお、Erasmus奨学生の場合は、合格時点で事前に1・2学期目の行き先が決まります。)

2021年夏学期に開講予定の授業を簡単に紹介します。

Universidad de Deusto(スペイン ビルバオ)

  • EUとインドの国際関係
  • EUとラテンアメリカの国際関係

スペインでは、インドやラテンアメリカとの関係について学べます。また、学校のすぐそばにビーチがある点が人気でした。

Rijksuniversiteit Groningen(オランダ)

  • 東南アジアとヨーロッパの統合プロセス
  • 社会的イメージの中のヨーロッパ

オランダでは、東南アジア(ASEAN)との比較研究をすることができます。ちなみに、オランダは8校の中で最もハードな課題量だそうです…!

Georg-August-Universität Göttingen(ドイツ)

  • EUの政策決定
  • アメリカのポピュリズム、外交政策、メディア
  • インドの宗教、政治、社会
  • その他、選択科目

ドイツは上記のアメリカやインドに関する授業と、その他の選択肢から学生が好きなものを選べます。ハードさはオランダよりマシか、似たような感じだそうです。

Uniwersytet Jagielloński w Krakowie(ポーランド)

  • ヨーロッパの東側フロンティア
  • ラテンアメリカとヨーロッパの関係

ポーランドでは、ラテンアメリカとの関係について学べます。どちらも大国に占領された過去があるので、比較するのかな…?と思います。

Univerzita Palackého v Olomouci(チェコ)

  • イスラムと西洋の歴史
  • ヨーロッパの視覚文化
  • 選択科目

チェコはイスラムについて学ぶことができます。また、必修科目だけでなく、選択科目の選択肢が充実していました。このオロモウツは小さな学生街で、ウィーンやプラハなどの主要都市へのアクセスが良いそうです。

Université de Strasbourg(フランス)

  • ヨーロッパのトランスナショナルな遺産
  • ヨーロッパにおける人権保護の未来
  • 新旧少数民族に対する現代ヨーロッパの政策

フランスは人権、少数民族に重点を置いています。ストラスブールには欧州人権裁判所があるので、地域柄がでているように感じました。

Università degli studi di Udine(イタリア)

  • ヨーロッパの政治的思考
  • ヨーロッパ的思想/文化の歴史

イタリアは1学期目に学んだ内容の応用編といった感じがします。今年はコロナの影響であまり人気がありませんでした…。

Uppsala Universitet(スウェーデン)

  • ヨーロッパの東端:バルト海地域とバルカン半島
  • スウェーデンの学術的文化

スウェーデンでは、ロシアやトルコなどの東側近隣国との関係について学べます。

 
いろんな面からヨーロッパを研究できます!

志望校アンケート

選択肢の7校から2校を選び、それぞれの大学に行きたい理由を500語以内で書く必要がありました。私は確か150語ぐらいずつしか書かなかったです…笑。ほとんどの人が第一志望の大学に行けるみたいですよ。

チェコを選んだ決め手は?

実は、出願時はフランス・ストラスブールを仮希望していました。理由は、独仏文化が入り交じった、ストラスブールの独特な地域性に興味を持っていたからです。

しかし、1学期目の授業を受けてから考えが変わりました。簡単に言うと、西欧ばかりで勉強するのではなく、東欧でも勉強してみたいという気持ちになりました。

そして、第一志望チェコ、第二志望ポーランドで希望を出したところ、見事チェコに行けることになったのです!チェコを第一志望にしたのは、ラテンアメリカよりイスラムに興味があったこと+小さい学生街が好きというのが理由です。

 
チェコに行くのは私も含めて5人です。
オランダは23人だったので、全然違いますね。

2学期目チェコに行きたいなんて、半年前には1ミリも思っていなかったので、3学期目はどこで何をしたくなるか…楽しみです!

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