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オランダ・フローニンゲン留学、最大の壁?「住まい探し」

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社会問題化するほど、オランダでは住まい探しが非常に難しいです。需要に対して供給が少ないため、部屋は争奪戦状態。家賃は高騰し、さらには詐欺も横行している始末。最悪です。

フローニンゲン(Groningen)では冗談抜きで、部屋が見つからなくてテント生活をする学生もいるそうです…。信じられませんね。今回の記事では私自身がどうやって家を見つけ、契約に至ったかまとめたいと思います。

部屋を探す方法(学生向け)

アメリカやイギリスの大学とは違い、オランダの大学は学生寮を用意していません。日本の多くの大学と同じですね。住まい探しは学生自身の責任です。一応大学のホームページで、住まい探しの方法についてのアドバイスがあったりします。

結論から言うと、早めに探し始めるに越したことはありません。そして現地に物件を見に行けないのであれば、多少割高でも信頼できるオーナーから借りることをおすすめします。

住まい探しのツール

住まい探しに使えるツールを簡単に紹介します。中でも、SSHAt Home in Groningenは必見です。詳細は「実際の部屋探し」の項目をご覧ください。

SSH

オランダ全土で学生寮を運営する非営利団体です。大学が学生のためにSSHの部屋を確保していますが、数が少なすぎて一部の学生にしか割り当てられません。競争率が高いので、予約が開始されたら、即予約しましょう。家賃は民間の学生向け賃貸と同じか、高めです。

 SSH Student Housing

At Home in Groningen

フローニンゲン市、フローニンゲン大学、ハンツェ応用科学大学が共同で運営するウェブサイトです。信頼できるオーナーが提供する部屋のみ検索することができます。また、フローニンゲンで部屋を探す上で気をつけるべき点などの基本情報がまとめられています。詐欺の被害を避けるため、このページは必読です。

 At Home in Groningen

Kamernet

オランダ全土でよく使われている、住まい探しのサイトです。日本のSUMOやathomeをイメージしてもらえると、わかりやすいかも知れません。個人オーナーも含まれるため、詐欺が混ざっている可能性もあります。ご注意を。検索は無料でできますが、オーナーにメッセージを送る機能などは有料です(月32ユーロ)。

 Kamernet

他にもfundaparariusといったサイトがあります。

Facebookグループ

グループはいくつかあります。たとえばこちら。詐欺が混ざっていることもあるので、十分に気をつけましょう。パスポートのコピーなど、個人情報は簡単に送らないように!十分注意して使えば、リーズナブルな部屋が多く紹介されているので非常に便利です。現地でオーナーと直接会って、物件を見に行ける人は使用するのもありですね!

Google Map

寮やアパートなど、大きめの施設であればGoogle Map上で評価を確認することができます。また、「student guest house」などと検索すれば、学生向けの宿泊施設をGoogle Map上で確認することが可能です。

オランダには家賃補助の制度がある

 
ちょっと話は変わりますが、ここで家賃補助制度の話をします。

家賃の一部を補助してくれる制度がオランダにはあります。英語では‘rent benefit’や‘rent allowance’と呼ばれます。オランダの滞在許可(ビザ)があれば、国籍に関係なく補助を受けることが可能です。いくつか条件があるので、オランダ税関のページで確認しましょう!

2020年5月時点の条件は以下の通りです。

  • You are 18 years of age or older. You rent independent accommodation.
    18歳またはそれ以上であること。独立した宿泊施設を借りること。(つまり、部屋にキッチン・シャワー・トイレなどがあり、他人とシェアしないタイプの部屋であること。)
  • You, your possible benefit partner, and co-occupants are registered at your home address in the Netherlands.
    あなた、あなたのパートナー、および同居人がオランダ国内のあなたの住所に登録されていること。
  • Your rent, (combined) income and capital are not too high.
    家賃、収入、資産が高すぎないこと。
  • You have the nationality of an EU country, Liechtenstein, Norway, Iceland or Switzerland. Are you from another country? In that case, you need a valid residence permit or work permit.
    EU加盟国、リヒテンシュタイン、ノルウェー、アイスランドまたはスイスの国籍を持つこと。それ以外の国籍の場合は、有効な居住許可または労働許可(ビザ)をもつこと。

引用元:オランダ税関

23歳以上の場合、家賃の上限は月737ユーロ以下だったので、私はその範囲に収まるスタジオ(ワンルーム)を探しました。18歳~22歳の場合は月432ユーロ以下でないと適用されません。お子さんがいる場合は23歳未満であっても、上限は月737ユーロ以下になります。

年齢家賃上限(月)※2020/5時点
18歳~22歳、子どもなし432,51ユーロ
18歳~22歳、子どもあり737,14ユーロ
23歳以上737,14ユーロ

手続きの方法など、もっと情報が必要な方は以下のサイトも参照してみてください!

公務員やめてオランダ留学!

オランダ留学をおすすめする理由でも触れましたが、オランダでは一定の条件を満たすと外国人でも家賃補助(Toeslagen …

IamExpat

Are you entitled to receive the Dutch rent benefit (huurtoes…

実際の部屋探し

以上をふまえて、私は以下の条件で部屋を探しました!

  • シェアタイプの部屋であれば、月300~400ユーロぐらいで家具付き
  • スタジオ(ワンルーム)タイプの部屋であれば、家賃補助がもらえる月737ユーロ以下で家具付き
  • 4~5ヶ月間、借りたい

探し始めたのは4月。留学開始が9月だったので、5ヶ月前から探し始めました。現地で物件を確認できなかったので、日本からでも安全に予約できることを重視しました。そのため、Facebookグループは使いませんでした。

候補① SSH(大学の寮)

フローニンゲン大学の学生向けには、SSHの寮は12ヶ所あります。でも、寮ごとに対象者が区別されている(Exchange studentsのみ、Bachelor’s/Master’s studentsのみ、PHDのみ)ので、好きな場所を選べるワケではありません。ちなみに私は1ヶ所しか選択肢がありませんでした…。

 SSH Student Housing

家賃も寮によって変わります。私が見た寮は、1人部屋だと月480ユーロ。洗濯機を利用するたびに毎回2ユーロがかかる点や、予約料100ユーロが追加で必要な点に注意です。学生寮は安いイメージがあったので、割高に感じました。Google Mapでの評価は★1.9の悪評価。詐欺じゃないという絶対的保証はありますが、それ以外のメリットは見つけられず、私は部屋探しを続行しました。

酷評してしまいましたが、それでもSSHの寮はすぐに満室になるほど学生が殺到します。2020年冬学期向けの予約開始時刻は現地時間で5/11 9:00(日本は16:00)でしたが、開始30分後に一応見てみたところ、半分の部屋が予約済みになっていました。はやい!
▼実際に住んでいたクラスメイトからの情報
(SSH Winschoterdiep)
  • コロナ禍にもかかわらず、パーティーで騒ぎまくる学生がいて警察が来たり
  • Wifiの接続が安定していなかったり
  • ネズミが現れたり…やはり評判は良くありませんでした。

候補② The Village(留学生のみ)

ここはAt Home in Groningenで見つけました。
1人部屋ですが、水回りはシェアです。部屋のサイズによって家賃が変わり、470ユーロ、485ユーロ、500ユーロの3パターンがあります。そんなに安くはありませんが、家具だけでなくキッチンの道具も揃っているので、短期で滞在するならありかなと思いました。長期滞在する人も、最初の数ヶ月だけここに住み、現地で別の部屋を探して引っ越すといったやり方もできそうですね。Google Mapの評価は★4.4

 The Village

私は結局この寮に住みました。きれいな個室でしたが、壁が薄く、パーティーが頻繁に開かれていて騒音にはいつも悩まされました…涙。

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候補③ Nido Student(学生のみ)

ここもAt Home in Groningenで見つけました。
こちらはスタジオタイプの部屋です。短期滞在か長期滞在かで家賃が変わります。短期滞在だと家賃が高くて、残念ながら家賃補助の条件にあてはまりません。とてもきれいな施設だったので、もし長期滞在する機会があれば、ぜひここにしたいと思います。新しい施設なので、Google Mapの評価はまだありませんでした。

 Nido Student

Nido Studentはオランダ国内であれば、フローニンゲン以外にユトレヒトにもあります。また、イギリスやドイツ、ポルトガル、アイルランドにも展開しているようです。

候補④ Sugar Homes(学生のみ)

またまた、At Home in Groningenで見つけた施設。
こちらもスタジオタイプ。コンテナハウスです。そして月518ユーロなので、家賃補助がもらえます。しかしコンテナなのと、近くに幹線道路があるため、防寒・防音面の不安がありました。Google Mapの評価は★3.3。

 Sugar Homes

候補⑤ Student Guest House(学生のみ)

Google Mapで偶然見つけた学生向けの住まい。スタジオタイプとシェアタイプのどちらもあります。なんと言っても、街の中心部にあって、大学まで徒歩5分という立地が魅力的!家賃は部屋によって異なりますが、一番安いのは510ユーロです。ただ、スタジオタイプはすでに満室、シェアの場合家賃補助をもらえない、かつ、「8月~1月」または「2月~7月」の決まった期間で借りないといけないため、場合によっては家賃がムダになるというデメリットがありました。Google Mapの評価はほぼ満点の★4.8

 Student Guest House

候補⑥ Kamernet

直前にならないと、物件が出てこないことがほとんどです。また、メッセージを送っても、すでに契約者が決まったとか、期間がダメとか、そもそも返事が来ないことも多々ありました。そんな中、700ユーロの物件の家主から「まだ空いてるよ!賃貸期間もあなたが指定した期間で大丈夫。なんでも質問してね!」というフレンドリーな連絡がついに来ました。
 
はじめてOKの連絡!
いや…、詐欺かも?
何十件も断られた結果、もはや誰も信じられない状態になっていました…笑。本当に詐欺だったかは謎です。結局そのあと連絡をしなかったので…。個人のオーナーは現地に行かないとどんな人か、本当に存在するかがわからないのでやめました。
 
オランダ留学、非常におすすめですが、住まい探しに関してはストレスの温床になるかもしれません…!留学が決まったら、早めに探し始めてください!