9月頭にオランダに入国して早1ヶ月…。無事、滞在許可証の発行手続きを終えました!
入国前の手続きはとても簡単でしたが、入国後はコロナの影響で非常に厄介だったので、今回の記事ではその件をまとめます。
オランダの大学・大学院に進学し、90日以上オランダに滞在する場合、日本国籍者は滞在許可(Residence permit)が必要です。滞在許可の手続きと聞くと、私はとても面倒に感じてしまいましたが、実際はシンプルで簡単でした!今回の記事[…]
滞在許可とは?
英語ではResidence permitと表記されます。日本人が90日以上オランダに滞在する場合、滞在許可証を持っていなければなりません。持っていないと、不法滞在になります。
要するに、日本の在留カードみたいなもんです。
仮滞在許可(MVV)
仮滞在許可(MVV)という制度もありますが、日本国籍の場合、こちらは必須ではありません。国籍によっては滞在許可に加えてMVVも必須なので、オランダ大使館のページで確認しましょう!
仮滞在許可が必要ですか?
下記の国籍をお持ちの方はMVVは不要です:
- 欧州連合の加盟国
- リヒテンシュタイン、モナコ、ノルウェイ、バチカン、アイスランドおよびスイス
- オーストリア、カナダ、日本、アメリカおよび大韓民国
上記以外の場合は仮滞在許可が必要となります。
オランダ入国後の手続き:INDで生体認証情報の登録
滞在許可証を発行するためには、biometric information(生体認証情報)を登録する必要があります。顔写真・指紋・署名の3点を提供します。これはオランダ国内の場合、オランダ入国管理局(IND)で行うことが可能です。
INDはオランダ国内に7ヶ所

生体認証情報を登録できるINDは2020年現在、7つの都市にあります。上の地図を見ると南西側に集中しているのが一目瞭然ですね。アムステルダムやロッテルダムなどの主要都市にあります。
残念ながら、私が住むフローニンゲン(北部)にはINDがないので、往復4時間以上かけてユトレヒトで登録してきました。
コロナのせいで予約が取れない!
INDを訪問するためには予約が必須です。
しかし、コロナの影響で全くと言っていいほど空きがありません!以下のページで毎日のように空き情報を確認しまくりました。前日にぽっと空くこともありますし、数ヶ月先だと空いているところもありました。この作業にかなりの時間を費やしてしまった…。
※ちなみに、生体認証情報の登録は在外オランダ大使館でも可能だそうです。実際、クラスメイトのフィリピン人留学生はマニラで生体認証情報を登録できたと言っていました。詳しくはオランダ大使館に問い合わせてください。
INDでの登録作業はたった15分で終了!
INDで生体認証情報を提供するのにかかった時間は15分。私が行った時間帯には他に誰ひとりとして訪問者がいませんでした。だだっ広い待合室にポツンと一人…。
おまけ:ユトレヒト観光
と言うわけで、せっかくユトレヒトに行ったので、街中を探検。ユトレヒトはミッフィーの故郷なので、街中でミッフィーをたくさん見つけられました。しかも、ユトレヒトのINDはユトレヒト駅から徒歩10分程度でたどり着けるので、おすすめです。

ついに滞在許可証ゲット?
滞在許可証の準備が完了すると、(私は大学経由で申請を出したので)大学から「滞在許可証を大学に取りに来てください」という内容のメールが届きました。もちろん、また予約が必要でしたが、今回はすぐに予約を取ることができ、交通費もかからなかったので助かりました。
そして、ついに滞在許可証をゲット!!と期待した矢先、窓口で「あなたの滞在許可証はまだ大学に届いてなかったみたい。ごめんなさいね。」と言われてしまいました。なので、滞在許可証が手に入るのは数週間後になりそうです…涙。