オランダの大学・大学院に進学し、90日以上オランダに滞在する場合、日本国籍者は滞在許可(Residence permit)が必要です。滞在許可の手続きと聞くと、私はとても面倒に感じてしまいましたが、実際はシンプルで簡単でした!
今回の記事では入国前の手続きについて書きます。滞在許可証を取得後、入国後の手続きについてまとめる予定です。
9月頭にオランダに入国して早1ヶ月…。無事、滞在許可証の発行手続きを終えました!入国前の手続きはとても簡単でしたが、入国後はコロナの影響で非常に厄介だったので、今回の記事ではその件をまとめます。[sitecard subti[…]
オランダ滞在許可申請の流れ
入国前の手続きは全て大学を通して進めました。大学から指定された書類を、大学に提出するだけで手続きが完了します。書類提出後は、大学およびオランダ入国管理局(IND)からの連絡を待ちます。INDと直接やり取りを行う必要はありません。
INDで指定された教育機関でないと、勉強、または高等教育機関における進学準備コースを目的とした滞在許可が申請できません。申請は教育機関を通して行います。必要書類については直接、教育機関にお問い合わせ下さい。
▼滞在許可申請の流れが、わかりやすくまとまっています(フローニンゲン大学)
オランダ滞在許可申請に必要な書類
入国前の手続きはオンラインだけで完結できました!
- パスポートのコピー(顔写真のページ+スタンプが押されているページ)
→留学開始日から半年以上有効のもの - Antecedents certificate(犯罪歴の確認)
→犯罪歴がなければ、チェックリストに✔を入れ、署名するだけの簡単なものです。 - 資金証明(1年分の生活費11.100ユーロ+手数料174ユーロ)
他にも、奨学金や学生ローンを受け取る場合は、その証明も提出します。その場合、条件を満たせば、資金証明の代わりとして扱ってもらえます。また、滞在許可の申請前に授業料を支払っておく必要があります。
書類はとてもシンプルでしたが、私は③資金証明について1つ大きな勘違いをしていました。日本の銀行口座の英文残高証明書で資金証明をできると思い込んでいたのですが、大学の口座に約140万円を全額送金する必要があったんです…。急に大金を送金することになり、焦りました!
この大金、オランダ入国後にオランダの銀行で口座を開設すると、手数料を除いた全額がその口座に返金されます。残高証明書でOKな大学もあるかもしれませんが、フローニンゲン大学は2018年から送金一択だそうです。詳しくは各大学に確認をお願いします。
資金証明の送金はWiseを利用!
今回の送金でもWise(旧TransferWise)を使いました。今回は初めて上限の100万円を超えたため、2回に分けて送金しましたが、問題なく手続きを完了できました。送金が素早く完了したおかげで、滞在許可申請の期限に間に合いました!
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仮滞在許可(MVV)は不要!
日本を含め、一部の国籍保持者はMVVの取得をする必要はありません。ただ、滞在許可証の交付が遅れてしまった場合に備えて、日本国籍でも念のため申請する方もいるようです。(MVVがあれば、滞在許可がなくても180日滞在できます。ビザなしでは90日以上滞在できません。)
入国から3ヶ月以内に、滞在許可証が交付されることを祈ります…
仮滞在許可が必要ですか?
下記の国籍をお持ちの方はMVVは不要です:
- 欧州連合の加盟国
- リヒテンシュタイン、モナコ、ノルウェイ、バチカン、アイスランドおよびスイス
- オーストリア、カナダ、日本、アメリカおよび大韓民国
上記以外の場合は仮滞在許可が必要となります。
入国後の手続き
入国後の手続きについては、後日別の記事で書く予定です。フローニンゲン大学によると、生体認証情報(おそらく指紋など)を登録しにオランダ入国管理局(IND)へ行く必要があるそうです。その後、滞在許可証を受け取ることができます。
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